
・地元で腰を据えて働いてくれる人材を採用したいのに、なかなか応募が来ない…。
・Web求人を出しても広域からの応募ばかりで、ミスマッチが多い…。
・求人媒体に費用をかけても、書類だけで人柄が分からず面接まで進まない…。
そんな、地元採用に課題を感じている中小企業の採用担当者様へ。
今回ご紹介するのは、おしごと博に参加した企業へのヒアリングから見えてきた「採用以外の3つのメリット」。一見遠回りに思えるかもしれませんが、長期的には採用活動の質を高めるヒントが詰まっています。
本記事は、2025年4月24日に開催された「無資格・未経験おしごと博 in 寝屋川」に出展した7社(製造、介護、運送、設備工事系企業など)を対象に、関西ぱどが実施したヒアリングに基づいています。イベント前後の2回にわたり、企業担当者のリアルな声を伺いました。
【これが収穫!】就職イベントで参加企業が実感した「採用以外」の3つのメリット
ヒアリングの結果、主に3つの採用以外のメリットが見えてきました。
Webでは難しい!地元・近隣求職者との「直接の接点」
中小企業にとって、大手企業と同じ土俵でWeb求人を出すと、情報が埋もれてしまいがちです。さらに、Web媒体は広範囲に情報を届けられる反面、「広すぎて採用に結びつかない」と感じる企業も少なくありません。
その点、就職イベントはまさに“地元の求職者が集まる場”。参加企業からは、
「想像以上に多くの方と話ができた。近くの方もたくさん来てくれた」
「話ができた求職者の数に驚いた」
など、イベントならではの出会いに手応えを感じる声が多数寄せられました。また、「メールや電話では分からない人柄が見えてよかった」と、対面ならではのメリットを実感する企業も。このように、イベント参加は、Webではリーチしにくかった近隣の求職者と出会える“狭域採用”の強力な手段となります。
「寝屋川にこんな会社が」地元での自社ブランディングの機会
長年地域で事業を行っていても、特にBtoB企業は地域住民に知られていないことも少なくありません。「求人を出しても、そもそも会社名を見てもピンと来ない」というケースも多く、応募以前の“認知”が大きな壁になることがあります。
そんな企業にとって、就職イベントは「地元での自社ブランディング」を進める絶好のチャンスです。実際に参加した企業からは、
「こんな会社があったんだと知ってもらえた」
「今まで知られていなかったことが分かり、会社の良さを直接アピールできた」
といった声がありました。こうした認知の積み重ねが、後の応募増加や企業イメージの向上に繋がっていきます。
●参加企業の声:株式会社ケアライフ 様(枚方市/介護保険サービス・障害福祉サービス・家政婦紹介業)

社会福祉法人 ひしの美会 様(東大阪市/認定こども園、デイサービスセンターの運営・地域子育て支援拠点事業)
採用活動改善のための「生の情報収集」の場
イベントで求職者と直接話すことは、求職者の思いや希望を聞くだけでなく、自社の求人や説明がどのように受け止められているのかを知る貴重な機会です。
「話ができた求職者の数に驚いた。自社を知らない人に対する説明の仕方も勉強になった」
「女性ドライバーに対するアプローチの方法(勤務形態など)見直す必要があると気づいた」
このように、イベントは求職者の本音や反応から、自社の採用活動を見直す“ヒント”が得られる場でもあります。自社の採用活動のどこに改善の余地があるのか、どんな情報が求められているのかを知るための「情報収集の場」 としても機能するのです。
まとめ:イベントは採用活動の可能性を広げる投資
今回のヒアリングを通じて、就職イベントには採用以外にも3つのメリットがあることが明らかになりました。
メリット①:Webでは難しい!地元・近隣求職者との「直接の接点」
メリット②:「寝屋川にこんな会社が」地元での自社ブランディングの機会
メリット③:採用活動改善のための「生の情報収集」の場
就職イベントへの参加は、確かにコストや手間はかかります。しかしそれ以上に、中長期的な採用力の強化につながる「価値ある投資」です。「採用がうまくいかない…」と悩んでいる方は、ぜひ一度地元開催の就職イベントを活用してみてはいかがでしょうか。
ぱどグループ主催のおしごと博は、地元企業と、地元で就職・転職したい人を応援しています。
くわしく聞けて気軽に相談できる合同説明会を大阪府各地および和歌山市内周辺エリアで開催しています。